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情報処理技術者試験のITサービスマネージャ試験について

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令和元年の記念として、秋の情報処理試験では、『ITサービスマネージャ試験』を受験する予定です。

自分は、前職も現職も、システム運用に携わっており、ITサービスマネージャ試験を受験したいと以前から思っていました。
思っていただけで、なかなか勉強することができませんでした。

やはり、試験勉強をする習慣が崩れてしまうと、再び、習慣化に戻すことは大変だと改めて思いました。

ITサービスマネージャ試験について、色々と調べてみましたが、地味な分野という理由から、受験する方々が少なく、参考になるサイトも少ないという印象です。

そのため、学習を進める中で、気が付いたことなどを、色々とまとめていければと考えています。

まずは、『ITサービスマネージャ試験』の概要をしっかりと理解して、これから、効率よく試験勉強を進めるための準備をしていきます。

ITサービスマネージャ試験(SM)の概要

定番となりますが、IPAの試験区分一覧で解説されている『ITサービスマネージャ試験』について確認します。

詳細は、公式サイトを参照してください。
試験区分一覧

以下、IPAの試験区分一覧の概要を抜粋

ITサービスマネージャ試験(SM) ~ ITサービスの安定提供を約束する仕事人 ~
[ Information Technology Service Manager Examination ]

1.対象者像
高度IT人材として確立した専門分野をもち、情報システム全体について、安定稼働を確保し、障害発生時においては被害の最小化を図るとともに、継続的な改善、品質管理など、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行う者

2.業務と役割
ITサービスの品質とコスト効率の継続的な向上を目的としてITサービスをマネジメントする業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。

(1) 運用管理チーム、オペレーションチーム、サービスデスクチームなどのリーダとして、サービスサポートとサービスデリバリのプロセスを整備・実行し、最適なコストと品質で顧客にITサービスを提供する。
(2) アプリケーションに関するライフサイクル管理のうち、システムの受入れ、運用などを行う。また、開発環境を含めて安定した情報システム基盤を提供し、効率的なシステムの運用管理を行う。
(3) ITサービスとマネジメントプロセスの継続的改善を行う。ITサービスの実施状況を顧客に報告するとともに、顧客満足度向上を図る。
(4) 情報セキュリティポリシの運用と管理、情報セキュリティインシデント管理を行い、ITサービス活動の中で情報セキュリティを効果的に管理する。
(5) 顧客の設備要件に合致したハードウェアの導入、ソフトウェアの導入、カスタマイズ、保守及び修理を実施する。また、データセンタ施設のファシリティマネジメントを行う。

3.期待する技術水準
ITサービスマネージャの業務と役割を円滑に遂行するため、次の知識・実践能力が要求される。

(1) サービスサポート、サービスデリバリの各プロセスの目的と内容を理解し、実施することによって、ITサービスを提供できる。
(2) システムの運行管理、障害時運用方式、性能管理、構成管理を実施することができる。システムの運用管理に必要な障害管理、構成管理、課金管理、パフォーマンス管理などの管理技術をもち、情報システム基盤の品質を維持できる。
(3) ITサービスの改善策を立案・実施し、評価するとともに、品質の高いサービスレポートを顧客に報告できる。
(4) 実効性の高い情報セキュリティ対策を実施するために必要な知識・技術をもち、情報セキュリティの運用・管理ができる。
(5) 導入済み又は導入予定のハードウェア、ソフトウェアについて、安定稼働を目的に、導入、セットアップ、機能の維持・拡張、障害修復ができる。また、データセンタ施設の安全管理関連知識をもち、ファシリティマネジメントを遂行できる。

今後の勉強を進める上で、この概要を頭のスミに置きつつ、業務と役割を意識して、期待されている人物像がブレないように注意しようと思います。

試験概要

試験時間と問題数の概要は、下記のとおりです。

午前1 午前2 午後1 午後2
4択:30問
(50分)
4択:25問
(40分)
記述式:2/3問
(90分)
論述式:1/2問
(120分)

合格基準は、各試験区分で60%以上の正答が必要です。

つまり全試験区分の合計点ではなく、各試験区分で合格点を取る必要があります。

例えば午前1で合格基準を満たさないと、それ以降の午前2や午後試験で合格点を取っても合格にはなりません。

積上式の試験なので、勉強も午前1〜午後2の全試験区分について満遍なく必要です。

逆にこの試験方式は段階的に合格者をふるい落すため、試験が進むに従い合格人数が減る傾向があります。

午前1・午前2の出題傾向

午前問題については、午前1で情報処理技術者としての基礎知識(基本情報処理の午前問題と同等レベル)、午前2でサービスマネージャーとしての基礎知識が問われます。

求められる知識範囲は毎年同じで、過去問から同一問題、または類似問題(他年度の問題内の数値等を変えたものや正解以外の選択肢を回答にしたもの)が複数出題されます。

午後1の出題傾向

午後1については3問の中から2問選択して回答します。

各問題は4〜6ページにわたる長文に対し、10問前後の設問に記述回答します。各設問には20〜50文字程度の字数指定があります。

知識としては、『サービスマネージャーのあるべき姿』を問われます。

毎回問題シチュエーションが変わるため、多くの問題を解いてサービスマネージャーならどう答えるべきかを感覚的に理解します(回答を覚えるのではなく、ITサービスマネージャーならその場面でどう行動するべきかを理解します)。

午後2の出題傾向

午後2は、論文です。2問の中から1問を選択して回答します。各問題には3つの設問があります。

各問題にはITサービスマネージャーが遭遇する「キャパシティ管理」や「問題管理」等のテーマが設定され、更に論述すべきことが指定されます。

自分の経験したシステムを題材に、指定されたテーマに沿って論述をします。

3つの設問で問われる内容は大体毎年同じで以下です。

 

  • 設問ア:800字以内

「あなたが携わったシステムの概要 と 指定テーマに則した発生問題について」

  • 設問イ:800〜1600字以内

「設問アの問題に対して実施した対策内容と工夫した点」

  • 設問ウ:600〜1200字以内

「設問イの実施後に発生した新たな問題、または対策レビュー結果」