はじめてのCakePHPのViewプログラム

cakephp-sample-1 CakePHP

本記事では、最もシンプルなControllerとViewのサンプルプログラムを作って、動作を確認する内容になっています。

Viewクラスとは

CakePHPでは、画面表示のためのテンプレートを用意し、それをロードして画面表示します。
MVCでは、画面表示に関する処理は「ビュー(View)」と呼ばれます。

CakePHPで作成したプロジェクトの「src」フォルダを見ると、「View」というフォルダがあります。
この中に、AppView.phpというファイルが用意されています。
これがビューの処理を行うものです。

CakePHPでは、ビューは「ビューの処理を行う部分」と「表示するテンプレート」にわかれています。
「View」に用意されているのは、ビューの処理に関するプログラムということになります。

テンプレートとは

実際に画面に表示されるTemplateは、「src」フォルダ内の「Template」フォルダに置きます。

テンプレートは、それぞれのアプリケーションごとにフォルダを用意し、それぞれ必要なテンプレートを用意します。

テンプレートのファイルは「ctp」という拡張子のファイルとして作成します。
これらのファイルは、一般的なHTMLとPHPになります。

テンプレートの作成

「Template」フォルダ内に、「SimpleView」フォルダを作成します。

そこに「index.ctp」というファイルを作成し、下記の内容を記述します。

コントローラーの作成

各ファイルを作成した後に、下記のURLにアクセスすると、作成したテンプレートが表示されます。

http://ドメイン名/SimpleView

実行結果
cakephp-view-sample

表示されている画面のデザインは、あらかじめCakePHPに用意されているレイアウト用のテンプレートを使っています。
このレイアウトは、「Template」フォルダ内の「Layout」フォルダの中にある「default.ctp」になります。
このページ全体のレイアウトを記述したテンプレートの中に、各アクション用に用意されているテンプレートのコンテンツを埋め込むことで表示されています。

CakePHPでは、特定のアクションにアクセスされると、「Template」フォルダ内から、そのアプリケーション名のフォルダの中にあるアクション名のテンプレートを自動的に対応付けます。
そのため、テンプレートの設定は、特に指定する必要はありません。

もちろん、デフォルトのレイアウトを変更することも可能で、この場合にはプログラムで指定する必要があります。

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