今回の書籍は、「Pythonで儲かるAIをつくる」 です。
最近のプロジェクトでは、AI導入を検討する機会も多くなってきています。
AIを導入したいけど、何から始めれば良いのかという方には、
本書は、たいへん有効な書籍となるでしょう。
AIと機械学習との違いから始まり、モデルの考え方、
そして、業務要件と処理パターンへの適用の方法を学ぶことができます。
本書の概要
本書の構成は、6章のパートに分かれています。
- 1章 業務と機械学習プロジェクト
- 2章 機械学習モデルの処理パターン
- 3章 機械学習モデルの開発手順
- 4章 機械学習モデル開発の重要ポイント
- 5章 業務要件と処理パターン
- 6章 AIプロジェクトを成功させる上流工程のツボ
著者
赤石 雅典(あかいし・まさのり)
1985年、東京大学工学部計数工学科卒。
1987年、同大学院修士課程修了後、日本IBMに入社し、東京基礎研究所で数式処理システムの研究開発に従事。
1993年、SE部門に異動し、オープン系システムのインフラ設計・構築およびアプリケーション設計を担当。
2013年、スマーターシティ事業、2016年、ワトソン事業部に異動し現在に至る。
現在はWatson Studioなどのデータサイエンス系製品の技術セールスとして活動。
京都情報大学院大学客員教授
引用:Pythonで儲かるAIをつくる 略歴
本書のポイント
AIという難しい技術を、入門書として、わかりやすく説明しています。
また、本書は2色印刷で構成されているため、読みやすくなっています。
本書のページ数は、392ページとなり、読み応え十分なボリュームです。
さらに、サンプルが豊富なので、理解がしやすく構成されています。
本書をしっかりと読み込んでいけば、AI導入、業務設計の進め方がわかってくると思います。
サンプルプログラムは、タイトルの通り、Pythonで記述されていますが、
記述がシンプルなので、Pythonでプログラムを組んだことがない方でも理解しやすいでしょう。
本書で解説している業務概念などは、実践的なので、業務に適用しやすいと思います。